床をコーティングすれば傷が付きにくくなります。汚れにも強くなるので、幼い子どもたちや愛犬や愛猫と安心して暮らすためには、とても助かるものです。最近はコストパフォーマンス抜群なマンスリーマンションやウィークリーマンションがあり、お仕事や家庭の事情で賃貸物件に暮らす人々が増えてきました。
賃貸物件だからこそ床コーティングを施して出来る限り、傷や汚れがつかないようにしたいと考える方もいますが、独断で床の改修工事を依頼するのはトラブルのもとです。退去時、場合によっては施した物を剥がさなければいけません。賃貸物件は基本的にユーザーの手で無断で改修出来ず、もし行った場合は退去する際に原状回復工事を自己負担で行う必要があります。
ただ好みが分かれるDIY工事ではなく、床の耐久性と美観を高めるリフォーム工事ですので、先に大家さんに丁寧に説明しておき、許可を得ておけば心配は要りません。顔見知りではない管理会社が運営している賃貸物件の場合は電話等で、改修に関する相談を先にしておけばトラブルを避けられます。
業者に頼まず、自分で床をコーティング作業をする時の注意点とは何かというといくつかポイントがあります。
まずはコーティング剤を塗っていく時の順番です。基本的に一度塗ってしまった所の上部は、乾燥して完全に固まるまで歩く事が出来ません。その為出入り口から一番遠い所から塗っていくと良いです。ドア等の入り口の床部分から塗ってしまうと、乾くまで何時間も部屋の奥で待つ事になります。そして塗っていく時は、とにかく塗り残しがないように慎重に、出入り口に向かって塗り進めていきましょう。
また乾燥時間も重要です。溶剤によっては乾く時間も違うので、自分が使用した溶剤に記載されている乾燥時間内は、床の上を歩いてはいけません。
一般的にどの用材を選んだとしても全て乾燥型なので、作業中に休憩を挟んでしまうと、塗った所が乾き始めてしまい、仕上がりがきれいにならない可能性があります。そうならない為にも、塗り始めたら休憩を取らずに一気に最後まで仕上げるようにしましょう。